佐賀東高から西南学院大学への挑戦！

彼は、佐賀東高校出身のKT君。昨年の佐賀東高校は、夏のインターハイに出場した強豪校です。県立高校でありながら、何度もインターハイに出場している名門校です。

そんな名門校ですから、日々の練習は相当ハードなものだったに違いいありません。コロナ禍ということで、自習練習として筋トレしかでいない時期がありましたと笑顔で語る彼も、相当苦しかったと思います。思いっきりバスケットできない状況の中で結果を出さないといけないという焦りと戦ったのではないかと思います。

実は彼は、中学３年生の時に私の塾に通ってくれていました。

もともと、バスケットのクラブチーム、『チームスキル』のメンバーで、そこで私と知り合いました。私がちょっとの間、スキルの練習指導する機会がありまして、そこで彼は、とにかく真面目一筋といったバスケットプレイヤーだったのを覚えています。練習後の話から、うちに塾に通塾するようになって、高校受験も私の塾で勉強してくれました。

本当は、佐賀東高校よりも上位校も十分狙える学力はあったと思います。でも彼は、そうしても佐賀東でバスケットがしたい！とその門をたたきました。

それからは、塾をやめ、バスケットに集中する２年間だったでしょう。たまに、定期テストの準備期間で部活が休みになったときに、勉強しに来たりはしていました。ポイントガードとして苦しんでもいました。身長がそんなにない彼にとっては、本当に大変ポジションだったと思います。ポイントガードは、チーム内でも競争もきつかったんじゃないかと思います。

インターハイの出場が決まったのが、確か６月初旬だったと思います。インターハイ出場決定報告と同時に、大学を目指したいという話をもらいました。３年生の６月ですから、本人も焦り始めていたようでした。

まずは時間がある限り、塾に来てもらって頑張ってもらおうということになりました。

佐賀東高校といえば、佐賀県有数のバスケ強豪校です。練習も長い時間あっていて、インターハイ前は相当練習していたようです。幸か不幸か、コロナ禍のため県外遠征がほとんどできない状況の中でのインターハイですから、相当大変だったと思います。

インターハイが近づいてきた夏休み前位からインターハイまでは、塾の方も休みがちでした。

頑張ってきたインターハイが終わった後、彼を待ち受けていたのは、明らかな脱力感でした。やろうとする気持ちはこちらにも十分伝わってくるのですが、いかんせん集中が持続しないのです。

部活に打ち込んだからこそ襲ってくる脱力感です。

でも彼がそこから脱却する方法として選んだのは、心塾にとにかく土日の休みだろうが、塾に来続けることでした。中学生の時間でも、学校が終わったらすぐに塾に来て、自習をしていました。

彼がこなした勉強を振り返ってみるとそんなにないのです。

心塾OBならわかると思いますが、

【英語】

英語に関しては、「百式」「1100」「論理」の3本立てです。コロナ禍ということもあり、「1100」に関しては授業の様子をYouTubeに塾生限定の動画として貼っておいたので、何度も何度も見ていました。総時間60時間にも及ぶ長い動画ですが、繰り返し見ることで定着を図ってくれました。YouTube動画の1.5倍速で見ていたのが印象的でした。

動画を見て、その内容をメモっておき、7回以上復習してね！という私の指示を、本当に愚直に繰り返してくれていました。

受験直前に、桐原の英文解釈を少ししてもらった程度でしたが、ほぼ完成形に近かったです。

【世界史】

世界史に関して、彼は本当に面白いやり方をしたのかもしれません。

「漫画」→「教科書」→「問題集」

という流れです。（漫画の後に「実況中継」で流れをつかんでもらいました）

漫画で全体像のイメージをつけ、詳細部分に関しては、山川の教科書をぼろぼろになるまで繰り返していました。西南の点数開示でも世界史が9割を超えていたそうです！

問題集については、秘密です！（知りたい方は、個人的に指導しますね！）

恐るべし…繰り返し学習！

東京に受験のために連泊していた期間も、しっかり毎日zoomに参加してくれていました。

これもひとえに、コロナのいい影響だったかと思います。コロナじゃなかったら、zoomとかしてないでしょうから…

最大限に環境を利用してくれました。