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高校総体が終わりました

高校総体がついに終わりました。

 

高校総体に関わったすべての高校生の皆様、その保護者の皆様、本当にお疲れさまでした。

 

まだ勝ち残っている皆さんは、ぜひ頑張ってほしいと思います。全国への切符を手にできる学校は、1校だけ!

本当に厳しい世界です…

 

部活で得ること


部活で得ること…もちろんその部活固有の技術は少なからず身につくでしょう。(意味深ですね(^^)/)

 

公立高校でさえ推薦入学がある昨今です。高校によっては競技経験のない教員の先生が顧問をされている場合もあり、様々なひずみが出ていると思われます。特に佐賀県の場合、お隣福岡県や熊本県、九州各県への人材流出もなかなか歯止めがききません。よい指導者を求めて、高校を選択する場合もあります。

 

バスケットボールなどでは、今年からU18カテゴリーが発足しリーグ戦が開始予定でもあり、大変革の年となっています。大変革は大変革でいいのですが、子どもたちからすると、コロナによるカップ戦の中止、県外高校との対外試合禁止、宿泊を伴う合宿・遠征の禁止…何にもなくなってしまった空白の2年があります。

 

人生においても非常に大切なこの時期、新型コロナウィルスのせいで貴重な2年間を過ごさねばならなかった、今年の高校3年生…本当に同情しかありません。

 

この時期、少々感染症対策をすれば少しずつ県外遠征、大会参加ができるようになって、部活の中が変わったのではないでしょうか。

 

その変化として、私が息子の部活を見ていて一番変化を感じたのは、部員同士の「絆」です。

「同じ釜の飯を食う」ということ


私自身の経験から、部活動を通して培ったものは何かと考えてみると、技術的なこともですが、何より仲間ができたことでした。7人しかいない部活でしたが、それなりの結果を残しはしたものの、思い出といえば学校の帰りの買い食いだったり、一緒にスポーツショップにバッシュを買いに行ったこと、一緒に映画を見に行ったりしたこと、練習後の部室での他愛もない馬鹿話…そんなことばかりです。

 

でも、今52歳になり、Facebookで近況を報告しあったり、九州に来る仲間がいれば飲みに行ったり…そんなことの方が財産となっているのです。

 

今部活の引退が急にやってきた、高校生にとっては、本当に穴の開いた感じがするでしょう。

 

でも、穴なんか開いてないよ。みんな大切な仲間がいる。それはずっと変わらないから。「同じ釜の飯を食う」仲だったチームメイトは、一生チームメイトです。

部活と勉強の共通点


よく、文武両道といいますが、実は共通項が多かったりするのです。

 

①目標に向けた準備

 今現在、自分(達)の実力がどのくらいあるかをきちんと知らなければなりません。部活なら練習試合、勉強なら定 期テストです。その中で浮彫にされた弱点を、どう克服していくかを懸命に模索しなければなりません。

 

②やりたくない気持ちとの葛藤

 これは、好きな部活ですから、「勉強と一緒にしないで!」と聞こえそうですが、本当にそうかな…

 

部活は好きで選択したのにさぼってなかった?ずるしたり、さぼったりしてなかった?ということです。好きなものでさえ基本練習はだるいし、できればやりたくなかったと思いませんか?ましてや勉強においても基礎をおろそかにしてしまっては、高得点を継続してとることは不可能です。同じことです。

 

③体力が必要です。

 心塾では、受験に必要なこととして、『知力・体力・時の運』の3つを挙げています。実はこれそのまま、勉強にも当てはまると思いませんか?実は、勉強も大学受験ともなると、休日10時間勉強とかは当たり前の世界になってきます。腰が痛い、首が痛い、肩が凝った…出てくる言葉は、部活とさして変わりはしません。体力が必要なのです。

勉強も団体戦

私の中では、受験も『団体戦』だと思っています。もちろん、試験が開始されてしまえば究極の『個人戦』が始まるのですが、準備段階においては、まったくの『団体戦』だと思います。

 

なまけ心が出てきたときに、ライバルたちが頑張っている姿を目の当たりにすれば、ちょっと焦って勉強できたりすることができるかもしれません。

 

みんなで励ます…ここでも部活との共通項を見つけました。

さ!終わったら気分転換して、勉強を始めよう!

気が付いたら、共通テストまであと7か月と少し…

 

ん?結構時間ないのですよ…ちょっと焦った方がいい!

 

思い立ったところがはじめ時です。